食糧危機で新たな支援要請

世界食糧計画（ＷＦＰ）が食糧価格高騰によって困窮する都市部の貧困層を食糧援助の対象に加えるため、新たな緊急資金の拠出を近く国際社会に求める方針であることが２９日、分かった。飢餓問題を担当するシーラ・シスル事務局次長が時事通信とのインタビューで明らかにした。 　ＷＦＰは４月、食糧高騰で２００８年に計画していた援助計画の実施が困難になったとして、７億５５００万ドルの追加拠出を要請。サウジアラビアが５億ドル拠出したことを受け、今月２３日に目標金額を達成したと発表していた。 　シスル次長は食糧危機で「『底辺の１０億人』と呼ばれる最貧層が『底辺の２０億人』となる恐れがある」と指摘。農村に比べ、食品を購入する以外に手段のない都市部の貧困層が打撃を受けていると述べ、ＷＦＰの通常の活動範囲ではない都市部に援助を拡大するとの見通しを示した。 フレッツ flets 携帯電話 ワコール 経営コンサルタント レンタルサーバー